麻疹、風疹、おたふくかぜ、みずぼうそう、はしか、流行性耳下腺炎。みなさんはこれらの区別がつきますか?何を言っているんだ当たり前だ、と怒られそうですが、私はいつも混同してしまうのです。頭の中を整理するために、この記事では麻疹、風疹、おたふく…
突然ですが、みなさんはバルトレックスの適応症をご存知でしょうか?私が新人薬剤師のころに、口唇ヘルペスに対するバルトレックスの用法用量を知りたくて添付文書を読んだときのことです。添付文書のどこにも「口唇ヘルペス」と書かれておらず、私は驚きま…
「検査で造影剤を使うのでメトホルミンを中止するように言われたのですが、メトホルミンってどの薬ですか?」薬局でこのような質問を受けることが時々あります。質問を受けて初めて、メトホルミンと併用できない造影剤があるということを知った薬剤師も多い…
中性脂肪、コレステロールが高い状態を脂質異常症と言いますが、中性脂肪、コレステロールは何がどう違うのかご存知でしょうか?また似たような言葉に脂肪、脂肪酸などがありますが、これらの言葉を正しく使い分けができているでしょうか?この記事ではこれ…
サラゾスルファピリジンはとてもややこしい薬です。サラゾスルファピリジン製剤には素錠と腸溶錠がありますが、素錠は潰瘍性大腸炎治療薬であり、腸溶錠は抗リウマチ薬です。保険適応上、素錠をリウマチに使ったり、腸溶錠を潰瘍性大腸炎に使ったりすること…
P糖タンパク質とは一体なんでしょうか?このように問われて、はっきりと回答できる人は少ないのではないかと思います。国家試験でなんとなく覚えただけであまり深く理解していない、そんな人が多いのではないでしょうか。この記事ではP糖タンパク質について…
CYPが関与する薬物相互作用には、CYP阻害によるものとCYP誘導によるものがありますが、その大半はCYP阻害によるものです。したがって、まずはCYP阻害について知ることが、薬物相互作用について理解を深めることの近道になります。ここではCYPの阻害様式の違…
CYP(シトクロムP450)は薬物代謝に関わる酵素であり、薬物の体内動態や薬物相互作用を考える上では避けて通れないものです。しかしながら、自分はCYPについて十分理解していると胸を張って言える薬剤師はごく少数なのではないかと予想します。なぜならば、…
薬局では逆流性食道炎の患者を多く見ます。逆流性食道炎は、読んで字のごとく、胃酸が逆流することで食道が炎症を起こす疾患ですが、なぜ胃酸が逆流するのか理解しているでしょうか?ピロリ菌を除菌すると逆流性食道炎が悪化することがあるのを知っているで…
服薬情報料等提供料を知ってるでしょうか?あまり算定しない点数ですので、知らない方が多いと思います。この記事では服薬情報等提供料について解説します。完全に理解できるようわかりやすく書いていきます。
麻薬を調剤し、要件を満たした指導を行うと麻薬管理指導加算を算定できます。麻薬管理指導加算の算定のためには、服薬指導後のフォローが必要です。しかし要件を満たすフォローができておらず、不適切算定となっているケースがかなり多いのではないかと予想…
この記事では麻薬、向精神薬、覚せい剤原料、毒薬を交付したときに算定できる点数について解説します。通常、レセコンが自動計算してくれるものですから、この点数について知らなくても困ることはほとんどありません。しかし、誤算定防止のため、管理薬剤師…
転職しようとしている薬剤師のみなさん。転職活動を一旦止めて、この記事を読んで下さい。転職サイトを紹介するとか、そういった類の記事ではありません。転職で失敗しないための方法を紹介した記事です。この記事では、転職で失敗しないための方法と、それ…
薬局では処方された医薬品を患者に交付しますが、調剤前に処方医が登録医師であることを確認しなければならない医薬品がいくつか存在することを知っているでしょうか?もちろん知っている方がほとんどだと思います。しかし、それらの医薬品をすべて把握して…
サムスカは常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)、心不全及び肝硬変における体液貯留に使用される利尿薬です。ADPKDに対してサムスカを処方する場合、処方医は大塚製薬の研修プログラムを受講し受講修了医師として登録されていなければなりません。ここでは…
メサペインは他の強オピオイドで治療困難な癌性疼痛に使用される医療用麻薬です。メサペインを処方する場合、処方医はメサペイン適正使用情報サイトに処方可能医師として登録されていなければなりません。ここでは、メサペインの処方せんを薬局で応需した場…
リタリンはナルコレプシーに使用される医薬品です。リタリンを処方する場合、処方医はリタリン流通管理委員会に登録医師として登録されていなければなりません。ここでは、リタリンの処方せんを薬局で応需した場合の、登録医師確認方法、調剤手順について解…
コンサータは注意欠陥/多動性障害(AD/HD)に使用される医薬品です。コンサータを処方する場合、処方医はコンサータ錠適正流通管理委員会に登録医師として登録されていなければなりません。ここでは、コンサータの処方せんを薬局で応需した場合の、登録医師…
ノルスパンテープは変形性関節症及び腰痛症に伴う慢性疼痛に使用される医療用麻薬です。ノルスパンテープを処方する場合、処方医は久光製薬のeラーニング受講を完了させていなければなりません。ここでは、ノルスパンテープの処方せんを薬局で応需した場合の…
フェントステープは癌性疼痛および慢性疼痛に使用される医療用麻薬です。フェントステープを慢性疼痛に対して使用する場合、処方医は久光製薬のeラーニング受講を完了させていなければなりません。ここでは、フェントステープの処方せんを薬局で応需した場合…
ワンデュロパッチは癌性疼痛および慢性疼痛に使用される医療用麻薬です。ワンデュロパッチを慢性疼痛に対して使用する場合、処方医はヤンセンファーマのeラーニング受講を完了させていなければなりません。ここでは、ワンデュロパッチの処方せんを薬局で応需…
デュロテップMTパッチは癌性疼痛および慢性疼痛に使用される医療用麻薬です。デュロテップMTパッチを慢性疼痛に対して使用する場合、処方医はヤンセンファーマのeラーニング受講を完了させていなければなりません。ここでは、デュロテップMTパッチの処方せん…
アシテアはダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬です。アシテアは登録医師でなければ処方することができません。アシテアの処方せんを薬局で応需した場合、調剤前に登録医師であることを確認しなければなりません。ここ…
ミティキュアはダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬です。ミティキュアは登録医師でなければ処方することができません。ミティキュアの処方せんを薬局で応需した場合、調剤前に登録医師であることを確認しなければなり…
シダキュアはスギ花粉症に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬です。シダキュアは登録医師でなければ処方することができません。シダキュアの処方せんを薬局で応需した場合、調剤前に登録医師であることを確認しなければなりません。ここではシダキュア…
シダトレンはスギ花粉症に対する減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬です。シダトレンは登録医師でなければ処方することができません。シダトレンの処方せんを薬局で応需した場合、調剤前に登録医師であることを確認しなければなりません。ここではシダトレン…
みなさんは褥瘡治療薬の使い分けを理解しているでしょうか?褥瘡治療薬にはきちんとした使い分けがありますので、処方内容を見るだけで褥瘡の状態をある程度推測することが可能です。褥瘡の状態を正しく把握することで、的確な服薬指導ができるようになりま…
みなさんの薬局は特定薬剤管理指導加算を算定しているでしょうか?ベタ取りしている、一切算定していないなど薬局により方針が大きく異なる加算ではないかと思います。また、算定していても、細かい算定要件を把握していない方が多いのではないでしょうか。…
加齢黄斑変性という病気をご存知でしょうか?加齢黄斑変性はありふれた病気なので、薬剤師経験の長い方はもちろんご存知だと思います。しかし治療薬が処方されることはないため、薬剤師経験の短い方にはあまりなじみのない病気かもしれません。薬局で働いて…
錐体外路症状といえば、まず思いつくのが抗精神病薬による薬剤性パーキンソニズムです。統合失調症はドパミンが過剰になった病態であり、パーキンソン病はドパミンが不足した病態ですから、統合失調症の治療としてドパミン受容体を遮断するとパーキンソン病…